芝生を5月以前に植えて、6月になっても茶色く枯れている部分があるとお悩みの方多いと思います。
ここでは、高麗芝を前提としたお話しになります。
春に植えた芝生が茶色く枯れたままの部分がある。
このような時、いったいどうしたらいいのでしょうか?
初めて芝生を植えた方や、追加して芝生を植えた方でもこの時期6月頃になると芝生は一面青くなるので茶色の部分は気になります。
芝生が茶色く枯れていつのは原因として考えられるのは、病気などの場合もありますが、植えたての場合はほとんどが根付かずに枯れた可能性が考えられます。
適切な処置をしてやることでひと夏で全面グリーンの芝生に復活させる方法はありますし、戻すことは可能です。
茶色く枯れた芝生の部分的な植え替えと処置による復活方法について紹介します。
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目次
芝生が茶色く枯れた時の処置と復活方法
今年の春に芝生を植えた方はおそらく緑の芝生が広がりだしてきていることかと思います。
芝生が茶色く枯れているように見える箇所はありませんか?
芝生のシート1枚分30センチ四方くらいだけが茶色く枯れている。
芝生のシート1枚分まで行かないが、10センチから20センチ四方で枯れている。
このような症状の時は少しだけ観察してみましょう。
隣の芝生を見ると本当に青く見えます。
しかし、まだ6月になったばかりなので春に植えた芝生は目地は埋まり切っていない場合がほとんどかと思います。
間隔をあけて芝生を植えたところは目地が埋まりだしてくる季節です。
その季節なのに茶色く枯れている部分があるときは、芝生を観察します。
芝生を観察する
芝生が茶色く枯れている場合は、芝生を観察してみましょう。
枯れている部分のから、緑の芽が出ている場合は目土をかけて、しばらくその部分は踏まないようにして様子を見ていると復活してきます。
おすすめ目土はこれ↓
一方、芝生の枯れた部分に一切緑の芽が出ていない場合は、根付かずに枯れてしまった可能性が高いです。
一切芝生の緑の芽が見えない場合は、目土を少しよけてみて、芝生の中を見てみましょう。
おそらく、緑が全く見当たらなければ枯れています。
芝生が茶色く枯れている場合は観察して、芽が歩かないかを確認してみましょう。
芝生が完全に刈れている場合の処置と復活方法について紹介します。
枯れた芝生の復活方法
植えたばかりの芝生が枯れてしまっても、高麗芝ならひと夏で復活させることが出来ます。
枯れた部分に目土を入れ、芝刈りの頻度を上げます。
毎週くらい芝刈りをすれば速く芝生が茶色の部分が復活できます。
芝刈りの頻度を上げることで、芝生の茶色の部分は周りの芝生が横へ広がり自然と埋まっていきます。
面積が大きい場合
枯れた芝生の面積が芝生のシート1枚分くらいですと復活はひと夏で可能ですが、植えた芝生の内、3分の1とか半分が枯れている状態ですと復活は難しいのが現実です。
数年かければ復活させられますが、現実的ではありません。
枯れている部分の四方が健康な状態の芝生であれば復活は早いのですが、そうでない場合は張り替える方が早いです。
そのような状態のときは、芝生の追加購入をします。
今の時期は販売していない店舗も多いので、取り寄せやネットでの購入がおすすめです。
芝生の購入にめどが立てば、枯れた芝生だけを取り除きます。
おそらく、根が張っていないので簡単に剥がれるはずです。
剥がすときには健康な芝生の根まで引っ張ってしまわないようにハサミなどでカットして剥がします。
剥がした後は移植ごてなどで、少し地面を耕して平らにし、新しい芝生を植えて、必ず目土をかけます。
水やりは気温が高くなってきているので根が張るまでの1か月くらいは毎日やりましょう。
関連記事:芝生の張り替え方【生えてこないなら張り替えてみよう】
芝生選びの注意点
芝生はホームセンターなどに並んでいる商品は切り出してからかなり時間がたっているものが多いです。
タイミングよく入荷した当日に購入出来ればいいですが、1週間とか置いてあること多いです。
その間に芝生が傷み、部分的に枯れたりします。
私のおすすめは鹿児島県の産地から朝切立をその日に出荷してくれる以下の商品です。
鮮度抜群で、痛みが少なく元気な芝生ですよ!
面積が小さい場合
芝生が枯れた面積が芝生のシート1枚以下程度であれば、張替えよりも復活を目指すことをおすすめします。
追加購入しても、1平米単位しか購入できないので、もったいないです。
枯れた芝生を復活させるには、枯れている部分に周りの芝生の根の部分と同じ高さになる様に目土を入れます。
枯れた芝生は剥がさなくても構いません。
その上から、目土で覆ってしまいます。
この場合の目土は出来れば、芝生専用で販売されている肥料などを配合した良質なものの方が復活は早いです。
この状態で、目土の部分が乾いたら水やりをする。1日1回でかまいません。
この部分だけは復活するまで踏まないようにして、土を軟らかめに保ちます。
芝生は根を横へ伸ばして良質な土を求めて成長していきます。
周りの芝生が、横にある目土で覆われた枯れた部分の土に向かって伸びていきます。
この成長を早めるのは芝刈りです。
芝刈をすることで上に伸びようとしていた芝生は今度は横への成長を始めます。
これが、芝生を密集させる効果であると、芝刈りの記事でも紹介してあります。
芝刈り機は小面積でも必ず使用するべきです。
手押し式なら
このこのメーカーは安心の日本製でかつ、定期的に全国のホームセンターで刃研ぎをされています。
私も使っているメーカーです。
電動式なら
刈りすぎはよくありませんが、6月なら2週間おきか芝生が刈りこむ予定の高さの1.5倍から2倍にもなっていれば刈り込みましょう。
刈り込み回数を増やせば、より横へ広がる速度を速めますので、ひと夏で十分枯れた部分は復活します。
より、スピードを求めたい方はハイポネックスという液体肥料があります。
これを、芝生の枯れた周りの芝生に定期的に撒くと復活は早いです。
梅雨に入ったらハイポネックスの液肥も粒状の芝生肥料もストップすることが原則です。
湿度と栄養過多で芝生の病気を招きます。
梅雨明けになれば、成長最盛期となりますのでどんどん与えても大丈夫ですが、ほどほどに。
肥料のやりすぎによる芝生の害もありますので。
まとめ
春に芝生を植えて枯れてしまった場合の対処法と復活法について紹介してきました。
芝生は皆さんが思うより強い植物です。
枯れてしまっても、正しく対処すれば復活します。
基本は気にしすぎないことです。
少々枯れた部分があるくらいであれば、普通に目土だけ追加して、普通に芝刈りをしていれば夏には復活しますよ。
適度な管理で芝生の庭を楽しんでいきましょう!
関連記事:芝生が水不足で枯れた時の対処法【今すぐ対処で復活可能】