それでも芝生は植えたい。
そんな方に伝えたい事話します。
芝生の手入れはそんなに大変ですか?
芝生の手入れが大変と思う理由は
- 芝刈りが大変
- 雑草対策が大変
- 水やりが大変
- 肥料やりが大変
- 芝生=大変という偏見
おおむねこんな感じかと。
芝生を植えようとすると、まず他人から芝生の手入れは大変だしやめておきなさいと言われます。
僕が芝生を始めて植えた20年以上前は、100%の人がそういいました。
今でも、芝生を植えようとすると、「いいね」の次に出てくる言葉が、「芝生のお手入れが大変ですね」ですから嫌になりますね。
僕が芝生を自宅に植えて20年になりますが、世間の人が言うほど芝生の管理なんて大変ではありません。
理由は、芝生のお手入れの道具を持っていることと、適切な手入れをしているからです。
僕は過剰な手入れはしません。
基本、草むしりも、水やりもしませんし、芝刈りしているだけです。
周りから見ると、綺麗に刈り揃えてある芝生を見ると相当な手間がかかっているように見えるらしいです。
この記事では、芝生の手入れは大変だしと反対する方へ伝えたい本当の芝生のことお話しします。
いつものごとく、自己流ですので専門家のいう事とは違うところがあると思いますが、僕の実践記です。
この記事の内容
- 芝生の手入れはそんなに大変ですか?偏見を捨てよう
- 芝生の手入が大変なのはこだわり過ぎるから
- 芝刈りは道具が大事
- 水やり不要
- 草むしり不要
- 肥料はなくても問題ない
- 芝生の手入れが大変だと反対する方へ伝えたい事
この記事の信頼性
僕は20年前に自力で芝生を自宅の庭に植えて、超手抜きの芝生管理をモットーに実践してきたら、雑誌やテレビCMに我が家の庭が使われたことあります。
関連記事:芝生のお手入れに必要な7つの道具【僕が芝生管理20年で使ったもの】
目次
芝生の手入れはそんなに大変ですか?偏見を捨てよう
芝生の手入れと言えば大変という事が日本人の頭の中に深くインプットされている気がします。
芝生の文化が日本に本格的に根付きだしたのはこの10年から20年程度のものです。
一方西洋では、芝生を庭に植えるという文化は1000年を超える歴史があります。
この歴史の差もありますが、日本の庭や地面は土が基本でした。
それが新興住宅街ができ、レジャー施設や公園が芝生化されだすと、徐々に芝生にあこがれだし、やがて自宅に芝生を植えだします。
そこで、ほとんどの人は芝生に関するのノウハウがないので、とりあえず固い地面に芝生を敷き詰めて放置。
結果芝生が上手く育たない、雑草ばかりが伸びる、芝刈り機を持っていないので芝生は伸び放題、そしてハサミで芝刈りしだすともういやになります。
おおむね、こういう経験をした人が、芝生の手入れは大変だと反対してきます。
ぶっちゃけ、正しい知識と、道具を利用すれば、芝生の手入れなんて、花壇の花の手入れより楽かもしれません。
芝生の手入が大変なのはこだわり過ぎるから
芝生の手入れが大変だと思う人の特徴はこだわり過ぎです。
芝生に雑草ひとつ生えていても納得できない、全面綺麗に生えそろっていないと納得できない、まるでゴルフ場のグリーンのように。
芝生のブログなどを見ていると、すごくきれいにされている方いらっしゃいますが、頑張り過ぎると長続きしません。
僕が言いたいのは長続きすることの大切さなのですが、人間こだわりだしたら止まらない時もあります。
例えば、花が好きでどんどん植木鉢を増やして庭中を花だらけにするときれいで満足しますが、徐々に水やりや、枯れた時の植え替えなど手が回らなくなって続かなくなっていくのと同じです。
芝生の手入れが大変と思う理由をまとめると
- 芝刈りが大変
- 雑草対策が大変
- 水やりが大変
- 肥料やりが大変
ひとつづつ掘り下げてお話しします。
芝刈りが大変
芝生の手入れで大変だと思われる1番手が芝刈りだと思います。
芝刈りは、道具を上手く使う事でそれほど大変なものではありませんし、真夏を除けば2週間に1回程度でも大丈夫なくらいです。
芝生の手入れが大変という人の多くが、芝刈り機を導入していない、もしくは芝刈り機で刈り取れない部分にまで芝生を植え過ぎという事です。
芝刈り機で刈り取れない部分には芝生は植えないで、レンガ等を芝生と水平の高さに敷き詰めておきます。
これだけで、全然手間が違います。
芝刈り機で刈る時間が10分なのに、際刈りに30分もかかっていては本末転倒もいいところで、多分続かなくなります。
我が家も愛用の芝刈り機▼
水やり不要
芝生というと、なぜか日本人は水やりのイメージが強いのかもしれません。
芝生の水やりは重要との意見は多いですが、暖地型の高麗芝の場合は乾燥に強く、ぶちゃけ、真夏以外水やりなしでもOKです。
芝生を植えた1年目だけは根が張っていないので定期的な水やりが必要ですが、2年目以降はほぼ不要です。
僕の自宅の庭は、ちなみに今日2020年6月9日現在今年に入って一度も水やりしていません。
いつもこのまま夏まで水やりなしで放置で、さすがに真夏の猛暑日が続くと芝生の先が水不足でチリチリと巻いてきますので、それに気づいてから与える程度です。
あと、水のやりすぎで高温多湿になり病気を招くこともあります。
水道代と手間をかけて水やりする事は、しなくても問題ない事です。
多分、これ知らない人多いと思います。
無駄な水やりはやめましょう。
参考記事:芝生の水やり不要です!
草むしり不要
芝生の手入れで一番面倒だ、大変だといわれるのが草むしりかもしれません。
芝生には雑草がつきものですが、これを1本づつ抜いているときりがありませんし、やめましょう。
僕が実践しているのは、除草剤を春先と雑草が気になった時にサッと撒く程度だけ。
基本雑草は芝刈り機で一緒に刈り込んでしまいます。
ぶっちゃけ1週間ほどするとまた出てきますが、これは手で抜いても同じです。
どうせ生えてくるなら、芝刈り機で刈ったら何の手間もいりません。
雑草だらけの芝生の庭を一度芝刈り機で刈りこんでみてください。
見事な芝生に生まれ変わります。
雑草は手で抜かない、除草剤と芝刈り機で十分です。
我が家のが使っている除草剤▼
肥料はなくても問題ない
芝生の手入れで受ける質問で一番多いかもしれないのが肥料についてです。
芝生の肥料は極端に言えば与えなくても問題はないです。
もちろん、芝生の専門サイトには肥料は定期的に年間3回4回与えるべし、と書かれていますが、ぶっちゃけ我が家の庭では肥料は与えても年1回春だけです。
それ以外は、芝生を修復中に成長を促したいときに液肥を与える程度です。
肥料の与えすぎは、栄養過多で病気を招きやすくなりますし、成長が著しくなるので芝刈りの頻度もあげる必要が出てきたり、デメリットの方が多いかと。
参考までに我が家の芝生は5年以上肥料を与えなかったことありますが、何の問題もなく成長して20年間張替えすらしていません。
参考記事:芝生の肥料についての3つのポイント!与えすぎる方が傷めます。
芝生修復時におすすめ▼
芝生の手入れが大変だと反対する方へ伝えたい事
芝生の手入れが大変だと反対する人は今の日本では多数派になると思います。
芝生の手入れはそんなに大変ですか?
ほとんどの方が以下の理由で反対します。
- 芝刈りが大変
- 雑草対策が大変
- 水やりが大変
- 肥料やりが大変
しかし、正しい知識と経験を積んで、適切な道具を使えば、芝生の手入れなんていったいどれだけの時間がかかりますか?
我が家は200㎡越えの庭ですが使う時間は
- 芝刈り2週間に1回(30分から40分程度)
- 雑草抜き(芝刈りでするので0分)
- 水やり(基本しないので0分)
- 肥料やり(やっても年1回20分)
ぶっちゃけ、普段の芝生の手入れに使う時間はこんなものです。
手入れをしだせばキリがありませんし、多分続きません。
それならば、芝刈りだけしっかりするという手入れ方針にしてしまえばいいのです。
- あなたの庭はゴルフ場のグリーンである必要がありますか?
- ディズニーランドの庭園のような芝生である必要がありますか?
自宅に庭はどこにでもある、子どもが遊ぶ公園の芝生の広場の芝生で十分なのです。
これを受け入れられないならやめておきましょう。
芝生広場の芝生で十分すぎるほど綺麗ですよね、キャンプ場でもそうです。
雑草はありますし、少し傷んでいるところもありますが、芝刈りしたての公園の芝生は綺麗ですよね。
- 公園の芝生は毎日水やりしていますか?
- 公園の芝生は肥料を何度も与えていますか?
- 公園の芝生は手で雑草を抜いていますか?
そんなこと、していないはずです。
芝生が伸びたら、芝刈り機で刈り取る。それだけです。
目指すところを、少し変えてみれば、芝生の手入れは大変だし反対なんて考えも変わってくるかもしれません。
芝生は手入れが大変だと反対する方に伝えたい事まとめ
芝生は手入れが大変だと反対する方に伝えたい事というテーマでお話ししてきました。
最近僕の手元に寄せられる質問の中で、意外と多いのが芝生を植えたいけど手入れが大変だからやめておきなさいという声に対するものです。
もう一度おさらいしておきます。
芝生がの手入れが大変と反対する人の理由は以下の通り。
- 芝刈りが大変
- 雑草対策が大変
- 水やりが大変
- 肥料やりが大変
それは、芝生に対する偏見と言いますか、経験則がないことから生まれます。
- あなたの庭はゴルフ場のグリーンである必要がありますか?
- ディズニーランドの庭園のような芝生である必要がありますか?
こだわり出せばキリがありませんが、自宅の芝生はそこまできれいにする必要はありませんし、出来ません。
冷静に周りを観察してっ見ると気づくはずです。
- 公園の芝生は毎日水やりしていますか?
- 公園の芝生は肥料を何度も与えていますか?
- 公園の芝生は手で雑草を抜いていますか?
そんなこと、していないはずです。
芝生の庭を20年我が家は楽しんでいますが、今年の自粛生活も、芝生の庭があったから何の苦も無く、日常です。
理由は、芝生の庭でランチを楽しむことが、普段の日常だったからです。
どんな高級なタワーマンションより、豪邸より、芝生の庭があるだけで心の底から贅沢な気分になれます。
芝生の庭は6畳程度の面積でも十分です。
芝生の庭で花壇を眺めて、ランチを自宅で楽しむ。
これほど贅沢なことありません。
多分、味わった事のある人にしかわかりませんが、芝生の庭付きのレストランや、野外で食事した経験がある人なら分かると思います。
芝生と花に囲まれた空間は、現代人に何よりの安らぎを与えてくれますし、決してお金がかかるものでもないし、手間がかかるものではありません。
少しでも芝生の庭で過ごす時間がどれほど素晴らしいものかを分かっていただけるだけで十分ですし、それは僕の願いでもあります。
ちょっと長文になりましたが、今日は以上です。
ご意見ご質問等あれば、Twitterの方にいただけた方が返事は早いと思います。
✅芝生管理20年の集大成!超手抜きの芝生管理法【保存版】完成しました。
芝生管理を始めて20年の経験をすべてまとめて見ました。
✅たかが20年、されど20年。
芝生を継続できたノウハウ集です。
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