こんなお悩み解決します。
芝生の種類は大きく分けて2種類あり、西洋芝と高麗芝に分かれます。
一般的に家庭や公園などに植えられているのは高麗芝で、シート状の苗を並べて植えます。
一方で、サッカー場や野球場、ゴルフ場のグリーンなど1年中緑が必要な芝生は西洋芝が使われている場合が多いです。
芝生の種類は初めての方なら種類が沢山あり、どれを選んでいいのか悩んでしまう方も多いと思います。
この記事では、芝生の種類と選び方について解説していきます。
せっかくの芝生の庭を間違った種類を選んで失敗したという事のないように一読いただければと思います。
この記事の信頼性
この記事を書いている私は芝生を20年前に植えて超手抜きの管理で維持してきました。
テレビCMの撮影舞台にも我が家の芝生の庭が採用されたことあります。
経験側でお話ししますので、面倒な細かい事は無視です。
間違っていることもあるかもしれませんが20年の経験話はヒントになる事も多数あるかと思いますので、お付き合いくださいね。
関連記事:芝生の失敗しない選び方【ホームセンターは大丈夫?】
目次
芝生の種類と選び方
芝生の種類というと日本では一般的なのが高麗芝で、ホームセンターなどでシート状の苗が販売されています。
一方で種から撒く西洋芝があります。
違いは大まかに言って、高麗芝は冬に葉が枯れて茶色になる一方で、西洋芝は年中グリーンのものです。
芝生の種類は用途や気候によって選ぶ必要がありますが、一般家庭では寒冷地(北海道)以外ではほとんど高麗芝が植えられています。
これは、芝生の気候への耐性とお手入れのしやすさから選ばれています。
サッカー場や野球場、ゴルフ場のグリーンなどは年中常緑に維持されていますが、それは西洋芝が使われています。
なぜ常緑の西洋芝が家庭で使用されないかというと、夏の暑さに負けてしまうことやお手入れの手間、費用など総合的にみて無理があるからです。
常緑のスポーツ施設の芝生は専属の造園業者がつきっきりで管理しているから年中行力を維持できているので、例えば野球場でも地方の市営球場などは維持できないので高麗芝が植えられており、冬は枯れていますよね。
一般家庭で芝生を植えるなら高麗芝が間違いなくベストです。
ちなみに我が家は西洋芝を植えた事ありますが、冬から春は綺麗なグリーンでしたが夏の猛暑に耐えられず枯れてしまい、維持できず高麗芝に全面貼り換えています。
芝生の種類と特性
芝生の種類と特性は大まかに言えば、高麗芝と西洋芝に二分され、暖地型と寒冷地型に分かれています。
芝生の種類と特性を表にまとめてみました。(もっと種類はありますが代表的なもののみ抜粋です。)
暖地型 | 日本芝 | 野芝 |
高麗芝 | ||
西洋芝 | バミューダグラス | |
寒冷地型 | ベントグラス類 | |
フェスク類 | ||
ブルーグラス類 |
上記の通り、芝生の種類はたくさんありますが、高麗芝又は西洋芝の混合種が家庭用としては主に販売されています。
野芝
野芝はとにかく強く、河川敷や湖岸、スキー場のゲレンデの下などにも自生しており葉は太目ですが基本放置で育ちます。
一番耐性がある品種と言えます。
- 区分:暖地型・日本芝
- 適している地域:北海道を除く日本中
高麗芝
家庭や公園などで利用され、暑さに強いが冬は枯れて休眠しますが日本の気候に一番適している品種でお手入れも楽で綺麗に仕上がります。
日本で一番多く見かける芝生で冬になると枯れて休眠してしまうのですぐに見分けがつきます。
- 区分:暖地型・日本芝
- 適している地域:北海道を除く日本中
バミューダグラス
暑さに強いが寒さには高麗芝より弱く、スポーツ用の芝生として利用が多い品種です。
暖地型ではありますが、日本も猛暑を超すには少し大変かと思います。
- 区分:暖地型・西洋芝
- 適している地域:北海道を除く日本中
ベントグラス類
寒さに強く低刈にも耐えるのでゴルフ場のグリーンでも利用されています。
素人には維持が難しく、ほとんどの場合専門業者が維持しています。
- 区分:寒冷地型・西洋芝
- 適している地域:北海道又は夏以外の季節
フェスク類
暑さに弱いが常緑のスポーツ施設で利用されています。
ゴルフコースの冬場のフェアウェイなどにも利用されています。
- 区分:寒冷地型・西洋芝
- 適している地域:北海道又は夏以外の季節
ブルーグラス類
寒冷型で世界で一番使われている西洋芝で寒さと日陰に強い品種。
ケンタッキーブルーグラスが有名で見た目も綺麗で常緑として憧れますが、ぶっちゃけ日本の真夏を越すのは困難。
- 区分:寒冷地型・西洋芝
- 適している地域:北海道又は夏以外の季節
一般家庭での芝生の種類は何を選べばいいか
ここまで芝生の種類についてお話ししてきましたが、一般家庭では何を選べばベストか解説していきます。
結論、北海道以外の地域なら高麗芝を選ぶのがベストです。
常緑の芝生にあこがれて、西洋芝を選択したいと思う方もおられますが、ぶっちゃけ近年の猛暑では夏が越せません。
暖地型の西洋芝や混合種で常緑と表示されている西洋芝でも夏に枯れてしまうと、追加して種を撒かないと再生してきません。
なので、凄い手間と費用が発生します。
高麗芝を選べば、冬は枯れて冬眠しますが春から秋は綺麗なグリーンが維持できますし、仮に枯れても横に広がって育つ特性がありますので、修復も放置しておけば勝手に出来てしまいます。
結果として、家庭や公園など普段付きっきりでお手入れできない場所には必ずと言っていいほど高麗芝が植えられています。
もちろん我が家も高麗芝です。
以下の画像は一度西洋芝の混合種を自宅に植えたもので、冬でも綺麗なグリーンですが、真夏にはほとんどが枯れてしまいましたので現在は高麗芝に植え替えています。
高麗芝にも種類がある
高麗芝と言っても種類があります。
- 高麗芝
- 姫高麗芝
- TM9
ホームセンターに行くと高麗芝と姫高麗芝がある事に気づきます。
違いは葉の太さだけ。
姫高麗芝の方が高麗芝より若干葉が細めで繊細な感じになりますが、ぶっちゃけ比べないと気づかないレベルの差です。
お手入れ方法も生育もおなじです。
TM9という品種がありますが、高麗芝と同じ特性を持ちながら草丈が半分以下で成長が遅く、芝刈りの回数が半分以下で済むという画期的な品種が近年出回りだしました。
発売後大人気でホームセンターでもネット販売でもすぐに売り切れてしまう位です。
お値段は高麗芝の2倍以上しますが、お手入れの手間が楽になると思うとコスパは最高かと思います。
芝生の種類と選び方まとめ
芝生の種類について紹介してきましたが最後におさらいです。
芝生の種類は大きく分けて2種類あり、西洋芝と高麗芝に分かれます。
一般的に家庭や公園などに植えられているのは高麗芝で、シート状の苗を並べて植えます。
一方で、サッカー場や野球場、ゴルフ場のグリーンなど1年中緑が必要な芝生は西洋芝が使われている場合が多いです。
芝生の種類の選び方は、北海道などの寒冷地以外にお住まいなら高麗芝を選択することおすすめします。
理由は、日本の気候にあっていることとお手入れのしやすさです。
西洋芝の常緑に憧れることが多いかもしれませんが日本の夏の猛暑でほとんど枯らしてしまうのが経験側です。
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