芝生の肥料についての考え方です。
芝生を始めて植えた方や、すでに植えておられる方、成長が著しい季節ですね。
芝生は、肥料は必要とする植物ではありますが、現実としてどれほど必要なのでしょうか?
芝生の肥料について、調べると結構な頻度での肥料やりを推奨されているものが多いです。
それは、本当に大切な肥料もある事は事実ですが、営業的側面もぬぐえません。
肥料に関しては私は、年に1回で十分と思います。
むしろ、肥料の与えすぎが芝生を傷めます。
このような意見を過去のホームページや書物に書いたら絶賛された経験があります。
芝生を植えだすと、農作物や花と同様に育てるためには肥料を与えたくなるのはガーデナーの想いなのは当たり前です。
芝生は肥料は最低限で十分です。
肥料の与えすぎが、芝生を傷める原因となります。
芝生はイネ科の植物です。
コメを作っている農家の対策にも学ぶべきものがあります。
芝生への肥料のやりすぎは、稲を育ててコメを収穫するまでの過程にも通じるものはあります。
それらの事を解説というと、上から目線で良くないので私なりの考えをお話しします。
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目次
芝生の肥料について3つのポイント!与えすぎが芝生を傷めます
芝生の肥料は多くのサイトや、園芸店、ホームセンターで多数紹介されていますし、その必要性を紹介している記事が多いです。
20年以上自宅の庭で芝生の管理を経験してきましたが、芝生を傷めるのは肥料の与えすぎと断言できます。
芝生の肥料については、初めて植えた頃に与えると、芝生の色が濃くなって成長もいいので調子に乗って与えていましたが、ある日芝生は一面赤茶色に。
当時ネットでの情報はなく、書物を読み漁るとサビ病と言う事がわかりました。
これは、気温が高くなりだして湿度が上がる中で栄養過多になると発生する病気です。
見た目が悪くなるだけで、大きな害はありませんし、しばらく肥料を与えずに、水やりも控えると回復します。
このような芝生の病気がこれからの季節にはやってきます。
初めて方や、2年目の方は特に注意してくださいね。
お金をかけて肥料を与えて芝生を傷める。
何をしているのかわかりませんね。
このような無駄をなくすためにも、経験則を聞くべきと思います。
肥料メーカーや肥料を売りたいと思う人は肥料について力説します。
それは、間違いではありませんが、適切な使用料や土壌の状況にもよりますので一概には言えません。
春先に目土などとともに与えたら、梅雨明けまでは肥料は与えないことがポイントです。
梅雨前には肥料は与えてはいけない
芝生は、5月に入ると成長のスピードをあげます。
綺麗に青くなり、緑の絨毯が出来てきます。
よりよくするために、肥料を与えたくなるのは芝生を愛する人の心理です。
実際に、ホームセンターに行くと芝生の肥料がたくさん並んでいますし、ネットでもたくさん紹介されています。
芝生をよりよく綺麗にしたいと思えば思うほど、肥料は与えたくなるものです。
そこは、芝生を綺麗にしたいなら、今から(5月下旬)からは我慢です。
6月中旬になると、地方にもよりますが梅雨に入ります。
毎日雨が降って、じめじめ。
芝生の好む環境をおさらいしましょう。
水はけがいい地面である事
風通しがいい事
日当たりがいい事
などがあげられています。
この環境が梅雨の時期には最悪の状態になります。
連日の雨で芝生には湿度たっぷり。
湿度も高く風が吹いても地面はベトベト。
日差しも少ない。
まさに、芝生にとっては最悪の条件になります。
気温だけは高いので成長しようと栄養分は吸収しますが、湿度の高さから異常が起きだします。
そこに芝生の病気が出るのです。
サビ病と言われる、葉っぱにさび状の茶色い斑点が一面に広ががったらそれは警告サインです。
真夏のカラッと晴れが続く日まで絶対肥料は与えてはいけません。
肥料過多はこのような芝生への悪影響をもたらします。
逆に、肥料を与えなければ、このような病気はほとんど発生しません。
我が家は、芝生を植えた1年目と2年目にこのような症状を経験してから肥料については、基本的に春先に一度目土と一緒にあげるだけにしています。
これで、十分に芝生は育ちます。
芝生の肥料のおすすめは?
芝生の肥料はホームセンターに行っても多数販売されていますし、芝生専用のものが主流です。
もちろん、メーカーの研究の賜物だと思いますし、効果的です。
我が家のやっている肥料は、、、
格安で販売されている、天然油粕だけ!
芝生の肥料はガーデニングブームもあり、たくさんの種類が芝生専用として販売されていますが、平米あたりに撒く単価を考えるとかなり高額です。
油粕をホームセンターで見てみてください。
驚くほど安いです。
我が家の芝生の面積が広いのもありますが、効果的に変わらないなら油粕で十分です。
もちろん、芝生専用肥料もたくさん試しました。
芝生先進国の有名な肥料も、国内の売れ筋も。
現実として、ほとんど変わりません。
芝生の費用に関しては、最低限必要とされるものを与えれば十分ですし、油粕だけでも問題ありません。
油粕を多数落としてしまった場所は以上に成長が旺盛です。
それほど効果はあるようです。
芝生の肥料では様々な効能を明示して宣伝されていますが、芝生管理の本質をもう一度冷静に考える必要があります。
芝生の管理は肥料よりも芝刈りです
芝生を始めて植えたり、2年目の春を迎えると芝生をより良くしようと肥料に目が行きがちです。
芝生の管理で、一番大切なことは芝刈りです。
逆に言えば、芝刈りさえしっかり定期的にやれば、他は無視しても芝生は育てくれます。
どれだけ手入れしても、芝刈りをしないと綺麗にはなりません。
この事を理解して、実践するかしないかで芝生の庭の成功が決まります。
失敗した人は芝刈りをしていなかったことが、9割と思います。
芝刈りをしっかりしても、失敗するのは植える前の事前準備がよほど出来ていないか、劣悪な環境にな高だと思います。
現実として、芝生の植えられてる公園やふと目にする芝生の環境を観察してみてください。
それほどいい環境でもないのにしっかり育っています。
すこしだけ、観察してみましょう。
こんな環境でも芝生は綺麗に出来ることに気づくはずです。
まとめ
芝生に関しては冒頭でもお話ししましたが、ほとんど気にすることはありません。
芝生の色が、薄いと思ってから上げても十分ですし、肥料を与えなくても何十年でもしっかり育ちます。
思っているより、芝生は強い植物です。
なので、肥料に関してはむしろ与えすぎが芝生を傷めます。
この事を頭の片隅に入れていただければ、無駄な肥料やお金、手間も省いて綺麗な芝生を作ることが出来ます。
肥料は気にしない事。
それが、芝生のためでもあります。