芝生は西洋芝、高麗芝どちらを選べばいいのか?
芝生の品種について
初めて自宅の庭に芝生を植えようかとお考えの方。
ホームセンターに行くと「西洋芝の種」というものと、「高麗芝(または姫高麗芝)」というものがあることに気づきます。
芝生は大きく分けて高麗芝(日本芝又は姫高麗芝もほぼ同じです。)と西洋芝に分かれます。
一般的に公園やキャンプ場自宅の庭などに植えられているのは「高麗芝」になります。
春から秋までは綺麗なグリーンですが冬には茶色になり休眠してしまいます。
西洋芝と呼ばれているものは厳密にはたくさんの種類があります。
大きく分けると暑さに強いもの、寒さに強いもの、年中常緑のものとなります。
サッカー場やプロ野球の球場、ゴルフ場のグリーンの部分などがこれにあたります。
年中常緑を保つ必要があるため手間をかけて管理されています。
基本的には、暑さに強いか、寒さに強いか、によって品種も分かれてきます寒冷地型と暖地型がミックスされている混合種の品種をお勧めします。
手軽に園芸ショップで手に入れられるし、年中グリーンを目指すにはお手頃です。ただし、夏が暑い地域では芝生は弱ります。
どちらを植えればいいのだろう?
解説していきます。
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目次
西洋芝と高麗芝どちらを選べばいいのか
初めての方は管理のしやすさを考えて選択しましょう。
高麗芝のメリットとデメリット
高麗芝のメリットとしては春から秋にかけてはグリーンを保ってくれ尚且つ、芝生の根を通じて横の柔らかい土を求めて広がってゆくという性質があります。
高麗芝は目地をあけて植えた場所や、枯れた時でも数週間で復活して再生してくれます。
一方、デメリットとしては、冬場に茶色くなることだけです。これが少し残念ですね。
西洋芝のメリットとデメリット
西洋芝は一応年中グリーンが保てるということがメリットと言われます。
冬の芝生の庭も捨てがたいですね。
我が家の庭の西洋芝12月頃↑
一方デメリットとしては、高麗芝のように横へ成長してゆかないので枯れたりしたら種を追加で撒いて育てて修復する必要があります。
また、最初に撒いたときは中々綺麗に生えそろわないので何度も追加で種をまいてやる必要があります。
あなたはどちらにしますか?西洋芝?高麗芝?
初めての方はまず高麗芝をお勧めします。
いきなり、西洋芝を植えてみると「あれ、こんなはずじゃなかった。やはり芝生は難しいしめんどうだな!」となって芝生から離れていってしまう事になりかねません。
「私はまめだし大丈夫」と言うあなたも高麗芝からはじめてください。
何故か?
なんといっても簡単に出来て、手入れも楽、かつきれいに仕上がる「姫高麗芝」がおすすめです。
常緑の西洋芝(種からまくもの)は、一見安くて簡単に、年中緑を保てると思いがちですが、私の経験則上で言えば、西洋芝は暑さに弱く、かつ高麗芝のように横へ広がっていかないので、枯らしたりするとまた種を蒔かなくては再生しません。
この追加して蒔く種代と管理にかかる手間と時間、費用がばかになりません。
「めんどくさがり」のあなたには、姫高麗芝をお勧めします。1平米あたり600円程度で売っています。
姫高麗芝冬場は休眠し、茶色になってしまいますが夏場の暑さにはとても強いですし、再生力もすごいです。
写真ように、隙間をあけて植えたところも、ひと夏で綺麗に埋まります。
また、一部枯れたりしても夏場などはすぐに再生してきます。
高麗芝(植えたて)↑
高麗芝(夏)↑
西洋芝(混合種)秋から春までは綺麗ですが、夏にはよほどの手入れをしない限りダウンしてしまいます。写真は春秋頃のものです。
次の写真は夏のものです。すっかり枯れてダウンしているのがお分かりいただけます。
西洋芝(春秋)↑
西洋芝(夏)↑
まとめ
芝生を初めて植えるときの品種選びは悩みますよね。当然です。初めてなのですから。
野球場やゴルフ場、サッカー場のような年中グリーンにも憧れます。
しかし、初めてで、そして管理に不安を感じる方は高麗芝で始めましょう。
なぜなら、ほぼ失敗しないからです。
一度チャレンジしてみてください。
https://mappysgarden.com/post-106/
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