5月の芝生は成長が早まりどんどん緑の芽で芝生が密集していきます。
芝生のエアレーションてご存知ですか?
5月の芝生にエアレーションを施すと芝生の成長を活性化することが出来ます。
農作物を元気よく育てるには地面を耕して新鮮な空気や土、水をうまく循環させてやる必要があります。
畑であれば植えるたびに土を耕しますが、芝生は一度植えてしまうと地中の土は耕せません。
それでも地中では何年もたつと芝生の根が張り巡らされて固まり、成長に影響を与えるようになります。
そこで考え出されたのがエアレーションという作業です。
実際、綺麗にされている芝生では良く実施されています。
ただ、あまり手間をかけたくないという方にはお勧めしませんが、知識として持っておくことで、芝生に元気がない時の対策として役立ちます。
芝生のエアレーションには5月がいい季節と言われています。
エアレーションのやり方と、最適な時期を紹介します。
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目次
芝生のエアレーションとは
芝生のエアレーションとは、芝生の根が密集したり、地面を踏み固められたことにより固くなってしまった芝生に穴を開けて、密集した芝生の根を切り、空気を送り込むことによって根の成長を促進させる作業です。
一般的には芝生を植えれいても実施していない方の方が多いと思います。
芝生のエアレーションは必須ではあませんが、元気がない時には効果的です。
今年植えた方はもちろん不要です。
植えてから数年がたって、明らかに成長が良くない、地面が固いと思う時に実施すれば十分と思います。
エアレーションに最適な時期
エアレーションの目的が芝生の根を切って空気を入れて成長を促すことですから、やはり成長期の前が最適です。
5月は芝生の成長が早まる時期ですので、今しておくことによって夏の芝生の一番の成長期に根をいい様態にしてやることが出来ます。
秋もいいという説もありますが、私の経験からは4月か5月がおすすめです。
逆にエアレーションをやってはいけない時期は、真夏と冬です。
真夏は一番の成長期であるのと、水を多く吸収する必要がある時期でもありますので、その時期に根にダメージを与えると逆に弱りやすいです。
また、冬場は成長が止まるので、芝生の根を切ると回復に時間を要してしまうのでやらないようにしましょう。
エアレーションのやり方
エアレーションは芝生に小さな穴を深さ10cm程度開けていきます。
小さな穴を芝生に開けることで土の中に密集した根に新鮮な空気や水を送り込むことで根や土がほぐされて発育が良くなります。
畑でいう耕すことと同じ効果があると考えていいです。
エアレーションの道具
エアレーションをするのには道具が必要です。
我が家の場合は昔の畑用のフォークがあったのでそれで代用しています。
エアレーション専用の道具も市販されています。
ホームセンターなどで1000円余りで購入できます。
中には、足に装着して歩くだけで穴生開けることが出来る便利なものも販売されています。
足に装着するタイプはあまり深く穴があけられないのがデメリットです。
開ける間隔
エアレーションで穴の間隔は10センチ程度で開けていけばいいと思います。
間隔は短い方が効果的と言われますが、体力もいりますし、適当で問題ありません。
やらないよりは効果はあります。
目土
エアレーションで穴を開けたら、当日中には必ず目土を入れてあけた穴を防ぎましょう。
開けたままにしておくと、切れた芝生の根が直接空気に触れ続けますので傷みやすいです。
目土は穴だけを埋めるわけではなく、全体に撒いてならしていけば自然と穴に入っていきます。
水やり
目土をやった後は目土が穴に入っていくのを促すためにもたっぷり水を与えてください。
まとめ
芝生のエアレーションについて紹介してきました。
私の経験則では5月が一番効果的かなと思います。
エアレーションは芝生の管理に必須ではありません。
やらなくても特に問題は起きませんのであまり気にする必要はないと思います。
芝生管理の知識として持っておくことで、芝生を植えて数年後に育ちが悪いと感じてからやる程度と思っていただければと思います。
私の過去の記事にも書いていますが、芝生管理は長続きすることが大切です。
専門書や専門家のサイトはあれこれと絶対やってくださいと記載されていますが、全て出来れば素晴らしい芝生の庭になります。
しかし、実際のご家庭では芝生の庭に費やせる時間は多くないと思います。
共働きの一般的な家庭であれば、週末2日間のみの作業かと思います。
専門家が語る全ての作業をしていたら、それでは足りなくなりますし、何よりも「庭で楽しむ」という本来の目的であったはずの時間も無くなります。
これこそ、本末転倒です。
芝生の管理は、基本芝刈りだけしっかりする。
これでいいのです。
今回はエアレーションを紹介しましたが本当に時間のある方はで、芝生に元気がないと思えばやってみてください。
時間のない方はエアレーションにかける時間を芝刈りや庭を楽しむ時間に充てることをおすすめしますし、それが本来の姿かと思います。
くれぐれも、無理のない作業で芝生の庭で過ごし時間を楽しみましょう!