5月になったのに芝生が部分的に茶色になる。
芝生の芽がっで揃ってきて青く見えだしてきただけに気になりますね。
このような事が芝生に起きていませんか?
5月の芝生は青い芽が出だして、もうすぐ綺麗に生えそろう頃です。
気候がいい所や手入れが出来ていると、もう緑の絨毯が出来上がっていてもおかしくない時期です。
芝生が部分的に茶色くなる、枯れているように見えるこんなことでお困りではありませんか?
5月に芝生が茶色くなるのは様々な原因が考えられます。
その原因と対策を紹介します。
現実として対策はそれほど難しくはありません。
実際に私が芝生を管理する中で実践してきた対策を中心にお話ししていきます。
あわせて読みたい関連記事
芝生の手入れ5月にするべき事をまとめてみた!挫折しない秘訣は、諦めない心 根性?
芝生の雑草対策は5月がポイント!生えそろう前の今だけ頑張ろう
目次
5月に芝生が茶色くなる原因は?
5月の芝生が茶色くなる原因として、まず考えられるのが病気です。
芝生の病気というと一般的にはあまり知られていないかもしれません。
花や、農作物には多くの病気が発生することはよく耳にされると思います。
芝生はイネ科の植物です。
イネ科と言えば米ですよね。
田舎に暮らしていると、日常田んぼを見ています。
田んぼでコメを育てておられる農家の作業を観察していると、肥料に、水の管理、初夏の消毒、草刈など、芝生の管理に近いものがたくさんある事に気づきます。
5月の芝生が茶色くなる原因についてまずは、芝生の病気から紹介します。
芝生の病気
5月に芝生が茶色くなる原因の多くは芝生の病気です。
芝生の病気はそれだけで芝生が全滅するほど深刻なものではありません。
知識として頭に持っておいて、適切な処置をすれば簡単に復活できます。
芝生の病気についてはあまり細かな事は気にしなくてもいいと思いますが、芝生を綺麗に育てるには知っておいて損はありません。
5月に芝生を茶色くする病気で主なもの3種類の特徴と症状をまとめてみました。
春ハゲ病
春先、特に4月から5月によく見かけます。芝生が緑色になってくる時期なのに部分的にハゲのような状態で芽が出てこない症状です。
一度発生すると、毎年発生しやすいと言われています。
ブラウンハッチ
西洋芝に多いと言われていますが、日本芝(高麗芝)にも発生します。
芝生の所々が、直径数十センチの円形状に枯れ、これがだんだんと広がります。
サビ病
気温が高くて湿度の高い5月から7月ころによく発生します。
日本芝(高麗芝)の代表的な病気と言えます。
特徴として、芝生の葉にサビのような茶色い粉が斑点状に付着し、遠くから見ると芝生が茶色くなったように見えます。
他見も芝生の病気はありますが、茶色く見える病気は上記で紹介したものが主となります。
病気で茶色くなった時の対策
私の経験則では、病気が原因で芝生が茶色くなった時はまず、肥料をストップします。
肥料の与えすぎが原因となる事が一番多いです。
続いて、芝生が茶色くなった部分に目土を入れます。
それで回復を待ってみてください。
ほとんどの場合はこれで回復します。
サビ病の時だけは対策が違います。
芝生の茶色くなっている部分を観察して、触ってみて赤さび状の粉が付着していたらサビ病です。
サビ病の原因は、肥料の与えすぎと気温湿度が関係してきます。
5月下旬から7月頃は中途半端な暑さと梅雨などによる湿度の上昇があります。人間でも大変不快に感じる環境です。
その環境で、肥料を与えてしまと、あっという間にサビ病が発生します。
肥料をやって、雨が降って翌日みたら、芝生が茶色になんてことがよく起こります。
サビ病を発見したら、直ちに肥料は中止し、水やりもよほど乾燥しない限り控えましょう。
芝生を湿度から解放して、芝生の好む風通しを良くして待つことで2から3週間もあれば回復してくれます。
このように、芝生の病気は薬を使用しなくても適切に処置すれば回復してくれます。
特に5月から7月の時期に発生しやすい病気は環境によるものが多いので、真夏まで待てばほとんどのものは完全に復活します。
もちろん、芝生の病気対策の農薬や消毒のための薬剤は多数販売されています。
ホームセンターでも、薬品メーカーのページでも多数販売されていますので気になる方はのぞいて見てください。
私の経験則では薬剤を散布するほど深刻な病気はほぼありません。
もし薬剤で対処するならこれです↓
芝生が茶色くなる意外な原因
芝生が茶色くなる原因としては意外なものが私の経験でもありましたので紹介します。
犬や猫などのおしっこ
犬や猫を芝生の上で遊ばせているとそこは動物たちにとって恰好のトイレになります。
小さな箇所だけ枯れているのを見つけたらそれが原因かもしれせん。
尿は濃い肥料を撒いたのと同じで、芝生は枯れてしまします。
対策は目土をかけて復活を待つだけです。
また、おしっこをしているところを見かけたら、すぐにその場所に大量の水をかけて薄めるだけで効果はあります。
肥料のやりすぎ
芝生を愛するあまり肥料を多く与えてしまいがちです。
芝生の肥料は適切な量であれば、綺麗に成長しますが、過多になると肥料やけを起こして枯れたようになることがあります。
肥料は与えすぎが芝生を傷めることを頭に入れておきましょう。
害虫
芝生の周りにはさまざまな植物もありますし、虫たちにとっても住みかになります。
特に、コガネムシの幼虫なんかは、芝生の下の根を食べて芝生を枯らすことがあります。
薔薇を育てていると、大量のコガネムシが集まります。
その幼虫は芝生の下にいます。
このような場合は害虫駆除用の薬剤も多数販売販売されていますのでメーカーのホームページやホームセンターに見に行ってみましょう。
害虫駆除でおすすめはこれ↓
芝生が茶色くなる原因と対処法まとめ
5月に芝生が茶色くなる原因と対策を紹介してきました。
芝生は5月からどんどん成長が早くなり緑の絨毯が出来ていきます。
だからこそ茶色の部分が気になる季節です。
芝生が茶色くなる原因をしって、適切に処置すれば発育が旺盛な時期なので早く復活してくれます。
もう一度ポイントをおさらいしておきましょう
- 原因を考える
- 枯れていれば目土を撒く
- 肥料の与えすぎは厳禁
- 水やりは程々に
くれぐれも気にしすぎる事はいけません。
芝生は思っているより強い植物です。
基本的に枯れて茶色くなれば目土をかけておけば復活します。
こだわりすぎて、苦痛にならないようにしてくださいね。
芝生の庭は楽しむ時間を作るためにあります。
さあ、今日も庭で楽しみましょう!