西洋芝のデメリットとは。
芝生を植えようとする方に西洋芝についてよく質問されますので西洋芝のデメリットについてまとめてみました。
高麗芝は比較的簡単に植えて管理することが可能です。
西洋芝は種から撒くか、最近では育てた苗をロール状ににして売っているものもありますが、現実として西洋芝は管理も手入れも簡単ではありません。
私のブログでは高麗芝を推奨しています。
その理由は手入れが簡単で強い品種だからです。
西洋芝は常緑というメリットはありますが、デメリットを超えるものではありません。
問い合わせの多かった西洋芝のデメリットについて紹介します。
西洋芝は芝生の種を何度も追加して撒かないと維持できないというデメリットがあります。
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目次
西洋芝のデメリット!手入れは大変|簡単に庭を楽しむ方法
西洋芝のデメリット
西洋芝と言っても品種は多数あります。
冬に強い品種
夏に強い品種
混合させた年中常緑と言われる品種
単純にはこの3つに分かれますが、それぞれに様々な特徴を持った品種が把握できないほど販売されています。
西洋芝のデメリットとしては暑さに弱いことがあげられます。
常緑を保てるとして販売されていますが、夏場になるとかなり弱って枯れてくるのを実感します。
西洋芝のデメリットとして手入れが大変であることを私は力説します。
西洋芝は種を撒いて育っていくもので、根を横に張り巡らせて横に広がって増えていくという特性がありません。
種を撒いたところだけ生えてくると言う事です。
ですから、枯れてしまたり、種を撒いたけど生えてこなかった部分には追加して何度も種を撒いてやらないと修復されません。
この事が西洋芝の一番のデメリットと言えます。
一方で高麗芝は根を横に貼りながら根が広がった場所から上に葉を出していく特性があります。
高麗芝は枯れたり、何らかの原因で生えそろわなかった部分があっても、時間がたつと周りの芝生の根が広がってきて芽を出し始めます。
高麗芝は数センチ程度の隙間なら、1か月から2か月で十分に勝手に埋めてくれます。
修復作業がほぼ不要であることからも高麗芝を推奨しています。
西洋芝が植えてある場所
西洋芝はデメリットが多い言いましたが、野球場やサッカー場ゴルフ場のグリーンなど常緑のものは西洋芝です。
実際、冬でもきれいなグリーンですよね。
どうやって管理しているのか?
もちろん専門の業者がつきっきりで管理しています。
オーバーシードと言って、季節に応じた品種を上から撒いて、常緑を保てるように計算して育てておられます。
秋になれば冬用の芝生の種を撒いて育て始める。春になれば夏用の芝生を撒いて育て始める。
このような地道な作業を繰り返しているからこそ、常緑が保てるのです。
自宅でこのようなこと出来ますか?
まず、長続きしません。
西洋芝はしばらく放置すれば耐えられない気候で枯れてしまい、復活はません。
種を撒くしかありません。
これは西洋芝のデメリットです。
高麗芝が植えてある場所
芝生のある場所で高麗芝の植えてある場所を探してみましょう。
冬になると茶色くなっている芝生が高麗芝です。
その場所とは。
公園やキャンプ場など、広大な面積で普段から手入れが行き届きにくい所に植えられていることに気づきます。
ゴルフ場でも、フェアウェーとグリーンだけが西洋芝でオーバーシードしてありますね。ラフやその他の場所は冬になると茶色です。高麗芝です。
ゴルフ場でさえも全面西洋芝にするのはやはり膨大な手間も資金も必要となるため、最低限の場所だけを西洋芝で常緑にしています。
こういったことからも分かるように、高麗芝は比較的放置しても問題なく管理が出来るため、日常の手入れが困難である場所ほど植えられています。
ということは、高麗芝を植えておけば間違いがないと言う事に気づくはずです。
それでも、西洋芝を植えてみたいですか?
やってやれないことはないです。
私の自宅の玄関前は西洋芝(3種混合)で常緑のものです。
流石に夏場はかなり弱ります。
冬のグリーンはいいものがありますが、現実問題として、寒いので庭で過ごす時間は少ないです。
西洋芝のデメリットを押してまで常緑の庭を造りましたが、現実としてそれほどメリットは感じられません。
日本の気候に合うのは高麗芝
ほとんどの場所に高麗芝が植えられていることからも、日本の気候には高麗芝が合うことがわかります。
高麗芝は管理が楽で、放置しても維持できる。
我が家お芝生の庭は高麗芝を植えて20年になりますが、一度も大きな修復や追加はしていません。それでも、そのままずっと育ってくれています。
これから、始められる方にはお勧めします。
芝生のある生活|芝生の庭の楽しみ方
私の基本的な考え方として芝生でも何でもそうですが、楽しめるものでないと長続きしません。
几帳面に凝りすぎるのは本末転倒になります。
芝生のある生活。
芝生の庭を楽しむ生活は心から安らぎを与えてくれます。
そのために芝生を植えたはずです。
それなのに、芝生管理が苦痛になってしまっている。
これこそ、本末転倒です。
そうならないためにも、芝生のある生活を楽しみましょう。
贅沢ではありません。
ささやかに芝生を自分で植えて、少し花壇を作る。
木陰になる木を植える。
芝生の庭で食事を楽しむ。
芝生の庭でティータイム。
夜にはお酒を庭で楽しむ。
これだけで、本当に心から贅沢と思える生活が出来ます。
20年前私はこの事を知人に話しても、ホームページに掲載しても誰もそんなこと面倒だし、、、
芝生は手間がかかるしやめときなさいと、全ての人から言われました。
当時海外へ何度も言って、住んで、見てきた世界があまりに素敵なので伝えたら日本では反対意見にあいました。
30年前日本はバブル時代。
次々と豪邸が建っていきましたが、何かが違う。
芝生の庭もない花もない、室内だけの空間。
外からは見えない家、庭木も、塀も無機質。
本当の贅沢、安らぎは何なんだろうと思いました。
小面積でいいのです。少しだけ芝生の庭を造る。
花を植える。
ガーデンテーブルと椅子を並べる。
それだけで、何物にも代えがたい贅沢な安らぎの空間の始まりです。
皆さん、芝生の庭を簡単に作りましょう!